北さん京さん(どっちも男)

一つ年上の先輩二人が同時に誕生日を迎えたので夜に連絡してみた。一人は地元である北海道で社会人(北さん)、もう一人は京都の同じ大学でまだ大学生(京さん)。在学中はそっけなさや音信不通になる頻度の高さで有名だった彼等なのに、「お誕生日おめでとうございまぁーす☆☆☆きゃぴっ」みたいなヒィィ、ちょっと貴女何か悪いものでも食べたの?気味の悪い!という感じの(どんなだ)メールをどうせ一緒に過ごしてくれる人もいないんだからと顰蹙覚悟で送信したら、両人とも普通に数分後には返信をくれた。
しかもそれぞれタイトルにハートマークとか無駄についてるし(私のメールのパロ)、北さんは本文はどうもありがとう!なんて柄でも無い真面目な感謝から始めてるし、長文だし、挙句、京さんからは「別に寂しくないんだからね」なんてツンデレ発言まで飛び出す始末。おいおい本当に独りなのかよとこっちが哀しくなりつつも、なんだか喜んで貰えた(?)みたいでよかった。なんというか、サークルの先輩たちは皆もう大事な家族の様なものなので、そういう存在を、たとえどんなに阿呆な方法であっても喜ばせる事が出来たと言うのは、私にとってもすごく嬉しいことだ。お誕生日おめでとうございます。