秋の夜長のピンクフロイド

音楽を聴きながら珈琲を飲みながら漫画を捲る。至福のときである。

THE END【初回盤】

THE END【初回盤】

放浪息子 12 (ビームコミックス)

放浪息子 12 (ビームコミックス)

えー。にとりん高校生!女の子の格好をしたい自分に対して、どこかさっぱり割り切った感が出てきて、その思い切りがまた「彼」の格好良さを引き立てるという皮肉。そういう細やかな心情や情景を、くどい言い回しを一切使わず表現してしまう志村さんはすごい。

25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)

25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)

前作『虫と歌』がとても好きだった市川春子作品集。新刊も外れなし。エンボス加工の装丁も綺麗。一話一話の設定は、もっと切なかったりどろどろした雰囲気にしたって構わないのに、何処か飄々と描くところが持ち味だと思う。長編も読みたくなる。

百鬼夜行抄12 (ソノラマコミック文庫)

百鬼夜行抄12 (ソノラマコミック文庫)

〆は百鬼夜行抄。青嵐との契約を失った律が、ちょっと寂しいなーって感じで相変わらずな日々を送っているところがいい。

いつも思うのだけど、百鬼夜行抄って読んでいる間は平気なのに、読み終えてふと顔をあげた瞬間が怖い。独り暮らし部屋の不気味な静けさに我に返る。しかも平日しかも週の真ん中だというのに、もはや夜中の3時。二重の意味で恐怖。