透明になる
まどろんでいる時間が好き。まどろみの中で聴く声が好き。そんな時の囁きは大抵甘い望みだけを語り、シビアな現実からは眼を背けている。頭の裏側で共鳴する歌声。自己満足な理想像に過ぎないとしても、「物を知る」人々から嘲笑されても、只その言葉が欲しくて眠ったふりをする。
まどろんでいる時間が好き。まどろみの中で聴く声が好き。そんな時の囁きは大抵甘い望みだけを語り、シビアな現実からは眼を背けている。頭の裏側で共鳴する歌声。自己満足な理想像に過ぎないとしても、「物を知る」人々から嘲笑されても、只その言葉が欲しくて眠ったふりをする。