ートーシモンを終え、まずは大きく伸びっ。

論文には色々反省点も多く、先生にもあれそれ決して甘くない指摘を頂いた。教室を出る間際、教授の一人が言ってくれた「でも貴女の文章には人を引き込む力がありましたよ」のひと言に頭が下がる。決して大層なものじゃないし何時までたっても自信は持てないけれど、でもやっぱりそれが私にとって大事な拠り所の一つであるから。挨拶程度であっても、それを褒めて貰えた事は素直に嬉しい。

その後教習へ向かおうと寒空の下送迎バスの停留所で立っていたのだが、年明けから時刻表が変更したらしく、いつまでたってもいつまで待ってもバスが来ない。遅刻するーと内心焦って教習所に問い合わせの電話をしてみたら、事務のおねーさん曰く「ああ、その乗り場は今年から通過しなくなりました」…って、ええ!?時刻のみならず地理的にも見捨てられました。どうしようか、これから。


そんなこんなで今日はもう仕方がないから、そのまま家に帰って夕飯のパスタを茹でた。 まあ、ゼミ前にばたばたしていてすっぴん眼鏡ひっつめ髪な酷い格好のままだったし、丁度いっか。ぼんやりとテレビを見ている間に適度なアルデンテ。くったり炒め合わせた玉葱、ほうれん草、コーンにレトルトのナポリタンソースをとろっと加え麺をどしゃっと混ぜ合わせ、お手軽野菜スパゲティ完成。一人暮らしはこういう時楽ね。どんなに手抜きでも、ランチョンマットをひいたらそうは見えないマジックー。

久々にテレビを観ながら夕飯を食べた。あの人はいま、どうしているのだろうとふと考え、同時に、自分は誰かにそんな風に思い浮かべてもらえてるのかな、と少し怖い。「せかいにひとりだけの自分」て、よく解らないや。目がしぱしぱする。