しゅわしゅわ師走

もう12月だなんて。早い。
自らの卒論の欠陥を、見て見ぬふりするのもそろそろ限界。教授のところへ…赴かねば…。恐ろしい…。
夕方、道路沿いのイルミネーションを尻目に、地面を睨みつけるようにして早足で歩いていたら、混雑したバス停で人にぶつかりそうになる。慌てて見上げると昨年教職で同じゼミだった男の子がそこにいた。お互いびっくりして数秒間まじまじと見つめあったあと、私は間抜けな声で「へ、元気」と言ってしまった。へ、てなんだ。へ、て。咄嗟の際に何かキラリと光る魅力的なひと言が吐けるよう言葉を磨かなくちゃ、とちょっと格好良い決意を敢えて載せてみる。
いや、それよりどうしよう、一年間一緒の授業を受けていたのに、彼の名が思い出せないよ(最低)

豚肉と玉葱と青梗菜とを甘辛く炒め合わせて食べた。作り置き用だったのに、気付いたらフライパンが空だった。ビールに合うってこういう味かな、と思った。ビールを、一応飲めはするけれど、まだまだ何だこの苦い飲み物…と感じてしまう私は、やっぱりお子ちゃまなのかも知れない。常に何処かで自分に劣等感を抱き続けている。早く、くだらねぇそんなの誰だって同じよ、と豪快に笑い飛ばせる器を手に入れたい。な。
モラトリアムも終焉ですからね。