11月の憂鬱

意外と醒めていなくもない。
キンと硬くて静謐を湛えた部分が頭の片隅にあって、其処だけ常に雪がしんしんと降り積もっている感じ。其処が、自分にとって最後の自己防衛の砦なのだと解っている。そして其処は、近頃どんどん領地を広げているみたい。このまま全部凍っちゃうんじゃないだろうか。全ての感情が麻痺させられて。