実習〔序〕

「せんせい、これ…読んで下さい」
なんてセーラー服姿の女子達に廊下でお手紙を渡されたら、やだなぁもう先生どきどきしちゃうじゃないか!(照)


教育実習で地元に帰ってきている。実習が始まって早一週間が過ぎた。心情としては、長かったような、短かかったような…
現場の先生方にとって、正直なところ実習生は鬱陶しい存在なのだという。
それはそうだよね、只でさえ仕事は泣きたいほどに山積みなのだ。学生の「職場体験」など、邪魔以外の何者でもないだろう。
ましてや私のように教採も受けず、既に別企業に就職を決めた奴などさっさと帰れよというのが本音であろう。

それでも親身になって指導してくれる先生達に、授業を受けてくれる生徒達に、私は出来る限りの情熱と誠実さをもって応えていきたい。3週間(残り2週間)、すてきな国語の先生になるんだ。
たとえ指導案作りに追われて寝る暇が無くたって。生徒が「♪そんなの関係ねぇ」しか言わなくたって(全くもって小島よしおさんって凄いですね)。給食を食べ終えるのがクラスで一番遅くたって…