開け放った窓からの風が部屋を吹き抜ける。室内干しした洗濯物の横に腰を下ろし水道水で割ったカルピスをごくごく飲んだ。僅かに溶け始めた氷がカランと鳴って、窓の風鈴が呼応する様ちりんと揺れて、どこかの部屋のテレビから誰かの笑い声が届く。ああ、夏…
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